ゴミは、生活するうえで必ず発生します。特に家にながくいる日が多いと家のゴミも多くなりますよね。
そういう生活ゴミも一般廃棄物と言います。一般廃棄物のことをわかりやすく解説したいと思います。
一般廃棄物にはどんなゴミがあるのか?
どれが一般廃棄物ですかと訊かれると、家から出るゴミの殆どが一般廃棄物です。と答えます。ざっくりした答えになっちゃいますが。
あと、一般廃棄物廃棄物には事業系一般廃棄物といわれるゴミが区分されてあります。主に事業所から出る一般廃棄物です。
はっきり言ってこの区分が、一般廃棄物と産業廃棄物をややこしくしています。事業主の方も行政も困っているんじゃないでしょうか?
自治体によって分別のルールなどが異なりますので、お住まいの自治体のゴミ出しルールを確認してください。
事業系一般廃棄物
一般廃棄物の中に事業系一般廃棄物があります。事業所から出る産業廃棄物でないごみです。
この事業系一般廃棄物の定義がすごく曖昧で、自治体ごとに違います。
いっそ事業所から出たごみを全部産業廃棄物にしてしまえば分かりやすかったんですが、色々なしがらみがあって事業系一般廃棄物が出来たみたいです。
事業系一般廃棄物の主な種類
紙くず、生ゴミ、木くず(建築物、流通業からパレット等出る木くず以外)が主な種類です。自治体によっては違ったりしますので自治体には確認してください。
ゴミの分別
一般廃棄物に於いて、ゴミを分別するということは今は当たり前になってます。各自治体で分別のルールが違うので、今住んでいる市町村から別の市町村に引っ越しをしたらルールが分からず困ってしまうこともあります。
何故自治体は分部を義務付けているのでしょうか。ゴミを何もかも燃やしてしまえば楽なのになぁと思ったりもするのですが。そこには分別をしなければいけない理由があります。
埋立地の問題
可燃ゴミは燃やされた後、灰になり埋立地に埋められます。埋立地には埋立てるゴミの上限が決まっていて、その埋立地の寿命はあと20年ほどだと言われています。
各自治体は埋立地を延命すべく市民に分別を促し埋立る量を減らしました。その結果、埋立寿命が計算上30年ほど伸びた自治体もあります。
焼却炉の問題
ゴミを焼却炉で燃やす作業には技術が必要で効率良く燃やすためにカロリー計算などされています。例えばプラスチックと紙とでは燃やした時の熱量が違います。
火力を上げ過ぎると炉の傷みが早くなったりもします。分別することでカロリー計算の精度も高くなり炉を傷みにくくもできまた燃料や消化剤の使用も減ってきます。
とにかく、焼却処理はランニングコストがかかるということです。
一般廃棄物はどう処理されているのか
みなさんが出したゴミは、決められた時間にパッカー車等の車両で回収されます。回収したゴミを分類別にそれぞれの搬出場所で搬出されます。
分別されたゴミは、焼却処理と埋立されるものとリサイクルされるものに分けられます。極力埋立量を減らすための取り組みを行なわれています。
パッカー車の火災事故が増えています。火災の原因はスプレー缶にガスが入ったまま廃棄されたことで起きたり最近ではスマホなどで使われるリチウム電池から発火する事故も多くなっています。
まとめ
一般廃棄物を出すために分別などの家庭での取り組みが必要です。
分別なんて面倒だからやらないとか思われる方も居るかもしれませんが、分別されないゴミが増えるとその分処理にコストがかかります。
とにかく家庭の一般廃棄物を処理するということは莫大なお金がかかります。このかかったお金は私たちの税金で賄われます。
環境問題や税金の無駄遣いをしないことは、一人一人が身近に出来る小さな行動をすることで大きく変わってくると思います。