粗大ごみ

引越しごみや遺品整理など粗大ごみの捨て方、どうすればいいのか

家具の買い替えや引越し、誰も住まなくなった家財の整理などで出る大型のごみの処理はどうして良いのか戸惑いますよね。処理の方法や料金など気になるところを解説いたしますので、参考にしてみてください。

処理方法について

  1. 自治体が運営する処理場に自ら持ち込む。
  2. 自治体が行なっている粗大ゴミ回収サービスを利用する。
  3. 自治体から一般廃棄物処理業の許可を受けている業者に委託する。
  4. リサイクル品として売ったり譲ったりする。

自治体が運営する処理場に自ら持ち込む。

家具などの粗大ゴミに関わらず家庭から出るごみは、自分で処理工場に持っていって捨てることができます。(自治体により持ち込めないごみもあります。)搬入した重量分の料金が発生します。料金は100kgで600円〜1,000円くらいです。

メリット
  • 搬入した重量の処分料金だけで済む。
  • 自らごみを搬入するので間違いがない。
デメリット
  • 軽トラックなどの貨物車両がないと運べない。
  • 大物を運ぶのに2人以上の人間が必要
  • 可燃ごみと不燃ごみの処理施設が違う場所にあったりするので行く手間がかかる。

時間に余裕がある人で貨物車両を持ってて家族や友達に運び出しを手伝ってもらえる人はこのやり方がお金もかからず向いています。レンタカーやバイト料を払ってやろうとすると返って手出しのお金が増えてしまうのでやめた方が良いです。

自治体が行なっている粗大ゴミ回収サービスを利用する。

各自治体に粗大ゴミの回収依頼をして粗大ゴミを取りに来てもらえるサービスがあります。(自治体によってはやっていないところもあります。)1個の粗大ゴミにつき500円〜1,000円くらい。自治体によって出せる大きさや重量、数量の制限がある。

メリット
  • 単品の粗大ゴミが発生した時に利用すると安価ではある。
  • 自治体のサービスなので料金は明朗である。
デメリット
  • 引越しなどで多量に粗大ごみが出るときは利用出来ない。
  • 重量や大きさに制限があるので制限を超えるものは捨てられない。
  • 玄関前やごみスーテーションなど指定の置場まで運ばなければいけない。

自治体が指定した場所まで運び出せるような人で単品の粗大ゴミを出したいときは料金も安く抑えられるで向いていると思います。自治体のサービスでは、家の中に入って運び出すことが出来ないので、2階などから運び出すのが難しい方や指定の場所まで運ぶのが困難な方は向かないかもしれません。

自治体から一般廃棄物処理業の許可を受けている業者に委託する。

自治体のサービスとは違い、民間業者ですので粗大ゴミを含めゴミの処理について、ある程度のことはなんでもやってもらえるので依頼したら何もしなくても良いです。しかし、料金は工場への自己搬入や自治体サービスでの回収に比べると高くなります。処理を依頼するにあたってサービスを行なっている業者を探すのと優良業者と不良業者があるので業者選定が難しいところがあります。

メリット
  • 回収の日程を調整出来るので急ぎで処理しないといけない場合も対応できる。
  • 分別が分からなかったり自治体で処理できないゴミがあっても対応してもらえる。
  • 遺品整理や引越しなどで整理する物が多い場合でも業者に全て任せられるので労力がかからない。
デメリット
  • 自己搬入での処理や自治体サービスの回収に比べると料金が高い。
  • 一般廃棄物の許可を持っていても粗大ゴミの回収を専門としていない業者もあるので探すのが難しい。
  • 専門業者でも優良業者と不良業者があるので業者選定が難しい。

遺品整理や引越しで大量に粗大ゴミがある場合や1人で処理するのが難しい方は業者に依頼した方が良いかもです。

業者の選び方

まず、自治体の広報誌等の冊子の中の広告欄から探したり、web検索をして粗大ゴミ等の回収を専門とする業者をできれば3社以上探します。

業者を見つけたら電話やメールで問い合わせをし見積りをしてもらいます。見積りは必ず現場に来て見てもらってください。

素人の方が口頭で容量や処理が難しい廃棄物等(石綿が含まれているなど有害物質の有無)を業者に伝えるのは難しいからです。回収作業当日に追加料金が発生することがあり、料金トラブルになりやすいので注意してください。

 

あとは、見積りを比較して安いところで処理をお願いすると良いでしょう。見積りをした後に出す量が増えるようなことがあれば、何がどれくらい増えるかを必ず伝えるようにしてください。

 

作業当日に量が増えたりすると追加料金が発生したり予定していた車両台数で積めなかったりします。これもよくトラブルになりやしので注意してください。

 

料金目安

軽トラック1台(あおり付き荷台約3㎥)1人作業 8,000円~12,000円

軽トラック1台(あおり付き荷台約3㎥)2人作業 10,000円~17000

リサイクル品として売ったり譲ったりする。

本来であれば、廃棄をする前に知り合いに譲ったりメルカリやジモティーなどのサービスを使って売ったり、買取業者に買取してもらってごみを減らすことを最初にしておくべきことだと思います。

メリット
  • 不要な物を売ってお金がもらえるのでそのお金を引越し代やごみ処理代に回せる。
  • 廃棄物が減るので処理料金が安くなる。
  • 環境に良い。
デメリット
  • 売れるまで時間がかかる。
  • 業者買取の場合に二束三文で持っていかれたりする。
  • 廃棄見積りをしてもらうまでに間に合わず売る物と捨てる物が混在した状態で廃棄見積もりをすことになってしまう。

リサイクル品を売るのには時間がかかります。時間に余裕を持てるよう計画的に進めることでお金を出来るだけ使わずに不要な物を減らすことができると思います。

 

まとめ

今回、粗大ごみ処理について様々な方法を解説いたしましたがいかがでいたか。ごみの処理にはお金がかかりますので、資金面や労働量などその人にあったしょり方法を選択してください。

いずれにしても、まずは計画を立て時間に余裕をもつことによって無駄な出費をへらすことができると思いますので、何事も計画的に行いましょう。

ABOUT ME
pirosenchyou
ピロ船長と申します。 廃棄物に関わる仕事をやりながらブログを書いてます。 よろしくお願いします。